せどりの在庫数と在庫管理の流れ
せどりで利益を得るために在庫数は1つの指標になります。せどり初心者は『せどりで稼ぐためには在庫数はどれくらい必要なの?』と考えている場合もあるでしょう。私が配信している無料オンライン講座(こちら)でも在庫数に関する相談を頂くことがあります。
この記事では、せどり初心者を対象に、せどりで月30万円稼ぐにために必要な在庫数は?どのような在庫管理をすれば利益を得られるのか?という事を解説していくので、せどりの在庫数、在庫管理についての情報を求めている方は是非参考にしてください。
そもそもこの記事で、私のことを初めて知った方は『この記事にそこまでの信憑性はあるの?』と疑問に思いますよね。ということで簡単に実績をお伝えしておきます。
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私が上記のような実績を上げているのは、仕組み化、仕入れ能力も影響していますが、徹底した在庫管理が大きく影響しているのは間違いありません。私のコンサル生にも在庫管理は徹底して指導しています。その結果、多くのコンサル生が結果を得ているという事実があるので、この記事の正確性はそれなりにあると思います。
この記事ではせどりで稼ぐための在庫数、在庫管理について細かく解説していきますが、せどりで稼ぐために必要なのは、在庫数だけではありません。その他に必要な知識については『せどり初心者が最速で結果を得るための基礎知識』で細かく解説しているので、この記事と合わせて参考にしてください。
せどりは在庫数で管理しない
この記事を読んでいるのであれば、せどりで利益を上げるためには在庫数が大きく影響していると考えていますよね?その考え方は間違ってはいませんが、自社商品ではなく、卸業者から商品を仕入れるわけでもない、せどらーは在庫数で数字管理をして利益を上げるべきではありません。まずはその事について詳しく解説していきます。
せどらーに在庫数は不要
せどらーは他社の商品を仕入れて販売することです。基本的に卸業者から仕入れをすることもありません。そして、自社を販売するわけでもありません。つまり、せどらー同じ商品を繰り返し仕入れることは出来ても、好きなタイミングで、好きな数量をオーダーすることは出来ません。
つまり、せどりは数多くの商品を在庫として保有します。そして各商品の利益率、利益額は異なります。なので、在庫数で数字管理をして利益を上げるのは非効率であり、精度がかなり低いという事になります。
これが毎月同じ商品を繰り返し仕入れているのであれば、同一商品の利益率と利益額は同じなので在庫数で管理することも可能になりますが、せどりは同一商品の在庫数も多くなければ、毎月在庫の商品が大きく変わるので、在庫数が利益に影響を及ぼしても、在庫数で数字管理する必要は全くないという事です。
在庫数ではなく原価把握
せどらーが在庫数で数字管理をしないのであれば『在庫管理は何を指標にすればいいの?』といった疑問が残りますよね。この答えは在庫額になります。在庫額と言われてピンっと来ない方もいると思うので、簡単に説明しておくと仕入額(原価)になります。
あなたの平均仕入額が3,000円で在庫数100個あるなら、総在庫額(原価)は3,000円×100個=30万円になります。この在庫額に応じて、あなたが毎月得られる利益が変わってきます。
これを在庫数を指標にしていると、各商品の仕入額(原価)が分からないわけですから、在庫管理の精度も低くなれば、利益を上げるための計画を立てるのも難しくなります。なので、まずは在庫数ではなく、総在庫額(原価)を指標にするのが、せどらーの仕事だと覚えておいてください。
在庫数から得られる利益
在庫数がどれだけあれば、いくら儲かるの?といった疑問を持っている方は多いと思いますが、これは先程お伝えさせて頂いたとおり、在庫数ではなく、総在庫額(原価)から算出してください。あと必要になる数字はROIになります。
ROIは仕入額に対して、いくらの利益が残るのか?をパーセンテージで表したものになります。あなたが仕入額10万円の商品を販売して、利益が5万円残るのであれば、5万円÷10万円×100=ROI50%という計算になります。
ここで解説したROIの意味が分からないのであれば『せどり初心者が最速で結果を得るための基礎知識』で解説しているので、そちらを参考にしてください。
このROIに総在庫額(原価)を掛けて頂ければ、最大月間利益額を知ることが出来ます。例えば、総在庫額100万円でROI50%であれば、最大月間利益額は50万円になります。ただ、これは最大値であり、実際に総在庫額100万円、ROI50%で毎月50万円の利益を得るのは非現実的となります。
在庫割合から得られる利益
総在庫額(原価)とROIから最大月間利益額を知ることが出来るわけですが、これはあくまで最大値になります。では、最大値ではなく平均利益額を知るためには何をすれば良いのでしょうか?それは、月間の在庫販売割合で総在庫金額に掛けて頂ければ問題ありません。
在庫販売割合は、総在庫額(原価)に対して、毎月何%の在庫(原価)を販売できているのか?という数字になります。総在庫額100万で、販売原価80万円であれば、総在庫額に対して80%の在庫を販売できていますよね?つまり、在庫販売割合は80%になります。
この数字を『総在庫額100万円×販売割合80%×ROI50%』で計算してください。そうすると答えは40万円になります。この40万円が月間平均利益額の目安ということになります。せどり初心者の多くは、在庫数がどれだけあれば、いくら儲かるの?と短絡的に考えがちですが、在庫数から得られる利益額を知るのは、このような計算が必要になるという事です。
月30万円稼ぐための在庫数
ここまでの解説で、月30万円稼ぐために必要な在庫数は、保有している在庫の利益率、利益額、販売割合によって異なるので、同じせどり初心者でも必要な在庫数が異なるのは理解して頂いたと思います。ただ、せどり初心者であれば、ざっくりとした目安を知りたいですよね?ということで、私のコンサル生の実例をいくつか紹介しておきます。
Aさん 事例 在庫原価:1,260,163円 利益額:464,929円 ROI:67.2% |
Bさん 事例 在庫原価:612,083円 利益額:190,360円 ROI:44.5% |
Cさん 事例 在庫原価:2,119,148円 利益額:798,012円 ROI:49.1% |
コンサル生でさらに結果を上げている方になれば、また在庫額は変わりますが月収約20万円~80万円のメンバーの在庫額、ROIを紹介させて頂くとこのような感じになります。この数字は実践するノウハウによって大きく異なりますが、1つの目安として参考にしてください。
在庫数が増える魅力について
ここまで、せどりの在庫数、在庫額の関係性について解説させて頂きましたが、せどり初心者の頃は、在庫を増やすことに抵抗を感じる方も少なくありません。しかし、商品を仕入れて、販売するのがせどりなので、稼ぎを増やすためには在庫と上手く付き合いをしなければいけないので、ここからは、せどりにおける在庫の捉え方について解説していきます。
在庫数の増加は資産になる
せどりに限らず、在庫には優良在庫と不良在庫の2種類があります。不良在庫の保有率が多ければ当然、あなたの利益に貢献してくれないわけですが、正しい知識で商品を仕入れていれば、基本的に不良在庫を抱えることはありません。せどりで不良在庫を抱えてしまう原因は、単純に知識不足になります。
つまり、せどりは正しい知識で商品を仕入れていれば、少し売れるスピードが遅くても優良在庫が積み上げられていくわけですから、それは資産となり、あなたの将来の利益に大きく貢献してくれます。
例えば、あなたがせどり開始1ヶ月目で、5万円の売れ残りを出したとしても、正しい知識で商品を仕入れていれば、その在庫は優良在庫になるので、数ヶ月以内に必ず売れてくれます。なので、1ヶ月目は売れ残り5万円があったので、あまり利益残せなかったとしても、資産となった在庫が2ヶ月目、3ヶ月目の売上に貢献してくれるという事です。
不良在庫と優良在庫の違い
せどり初心者の多くは、優良在庫を仕入れているにも関わらず、少し商品が売れるのが遅いと不良在庫を抱えていると勘違いをして、無駄な行動をしている場合が多々あります。優良在庫を不良在庫だと判断して、仕入れの基準を厳しくしていれば、当然仕入れ量は減ります。その結果、将来の利益も減ってしまいます。
そのような状態にならないためにも、せどり初心者の段階で、優良在庫と不良在庫の違いを明確にしなければいけません。そして、どういったものが不良在庫なのかを正しく知る必要があります。極端な話ではありますが、資金状況によっては半年間売れ残っている商品があっても不良在庫にならない場合もあります。
この優良在庫と不良在庫については、この記事で解説すると、この記事のテーマから脱線してしまうので『不良在庫で資金回収!不良在庫を抱えない対策とは』を読んでください。ここで不良在庫、優良在庫について細かく解説しています。この部分をしっかりと理解して、優良在庫を増やしていく事で、数ヶ月後の稼ぎを増やしていく事が出来ます。
在庫数は20%増加が理想
せどりで優良在庫を増やす行為は、資産を増やす行為と言い換えることも出来ます。ただ、無闇矢鱈に在庫数を増やしていれば、在庫ばかりが増えて資金回収が間に合わないといった最悪の事態に成りかねません。これを避けるために、在庫増加数の割合を把握しなければいけません。
在庫増加数の理想は、仕入額に対して20%増です。例えば、1ヶ月で仕入額100万円を利用したのであれば、80%の80万円は1ヶ月以内に売れるのが理想です。そして、残り20%の20万円は数ヶ月以内に販売できる在庫として保有してください。そうすれば、毎月利益を残しながら、資産を増やしていくことが出来ます。
ただ、これはROIによって異なります。あなたが仕入額に対して80%の商品を販売していても、ROIが極端に低ければ、資金回収が間に合わないという事態に巻き込まれてしまいます。なので、あなたの資金状況、ROIを考慮した上で、在庫増加割合を算出していきましょう。もしくは、20%在庫として保有しても、資金回収に影響がないROIで商品を仕入れていきましょう。
最終的に在庫数を調整する
ここまで解説させて頂いたとおり、せどりにおいて優良在庫は資産となります。優良在庫の在庫数を増やすことで、売上も安定すれば、稼ぐための難易度も下がります。ただ、在庫を増やし続けていれば、資金回収を出来ないわけですから、最終的には総在庫額(原価)を調整する必要があります。
理想は仕入額に対して1.5倍~2倍の在庫額を保有することです。毎月100万円の仕入れをしているなら在庫額は150万円~200万円が理想ということです。これくらいの在庫額で調整をしていれば、商品の仕入れ幅も増えて、稼ぎも安定します。
これを優良在庫をいつまでも増やし続けるといった選択をすると、いつまでも資金回収が出来ないので注意してください。あと、在庫額の理想は仕入額に対して、1.5倍~2倍にはなりますが、これは資金状況に余裕があるなら3倍まで増やして頂いても全く問題ありません。
大切なのは、いつまでも在庫数を増やすのではなく、在庫額の上限を決めたうえで、最終的にはその上限を超えないように、在庫額を調整していく事になります。
せどりの在庫数 まとめ
この記事では、せどり初心者を対象に、せどりと在庫数の関係性について、色々とお伝えさせて頂きましたが要点はまとめると以下になります。
・在庫数ではなく在庫額で管理 ・在庫額、販売割合、ROIが重要 ・人それぞれ保有する在庫額は違う ・優良在庫を増やして資産を増やす ・在庫数は毎月20%増加が理想 ・最終的には在庫数を調整する |
せどりで稼ぐために、在庫知識は必要不可欠なものになります。ただ、その他にも仕入れノウハウなども必要になるので、あなたがせどり初心者であれば、『せどり初心者が最速で結果を得るための基礎知識』も参考にしてください。初心者に必要不可欠な知識を15,000文字以上で丁寧に解説しています。
また、せどりでは優良在庫は資産になるわけですが、在庫以外にも資産を構築することは可能です。せどりで効率的に資産を構築していれば、最終的には週休5日で会社員以上の稼ぎを得ることも可能です。この部分については無料オンライン講座(こちら)で詳しく解説しているので、興味があれば参考にしてください。
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