電脳せどり初心者が半自動化させるまでの流れを解説
せどり初心者の方は、電脳せどりを好む傾向が強いですが『商品が仕入れられない』『商品を仕入れたけど価格競争に巻き込まれて赤字になってしまった』といった悩みから、電脳せどりで収益化することを諦めてしまう方は大勢います。
この記事では、電脳せどり初心者が最速で仕組みを構築して、半自動で収益を構築していく仕組みをお伝えしていきます。こちらでお伝えする内容は『初心者でも、すぐに簡単に』という内容ではありません。しっかりと流れに沿って作業すれば近い将来、半自動で電脳せどりを回していくことが出来るといったものになります。
この記事で、私のことを初めて知ったは『この記事にそこまでの信憑性はあるの?』と疑問に思いますよね。ということで簡単に実績をお伝えしておきます。
実績紹介
・副業でせどり開始8ヶ月後に月収100万円 |
上記実績の『労働日数2日で月収100万円突破』は、電脳せどりの仕組みを構築して、半自動で回しているから達成できるものになります。電脳せどりの仕組みを解説しているブログは多々ありますが、2014年からせどりを開始して、上記のような実績を積み重ねて現在に至るので、この記事の内容の正確性はそれなりにあると思います。
この記事は、せどり初心者にも半自動化の流れが分かるように解説していきますが、最初にお伝えしたとおり『初心者でも、すぐに簡単に』といった内容ではありません。せどり初心者の方が、すぐに結果を求める気持ちは分からなくありませんが『すぐに簡単に』にといった気持ちが強ければ強いほど、途中で挫折しかねないので、その点だけ注意していきましょう。
電脳せどりで絶対に覚える基礎知識
電脳せどりを好む方は『自宅で作業ができる』『効率化できるツールが提供されている』『最終的には半自動化ができる』このような謳い文句に惹かれて、電脳せどりを開始することが多いですが、どの項目も基礎知識がなければ達成することができません。
この記事では、電脳せどりに特化して基礎知識、半自動化についてお伝えしていきますが、最低限『せどり初心者が最速で結果を得るための基礎知識』(こちら)と『Keepaの使い方、見方を徹底解説』(こちら)の2記事で伝えていることを理解しておかなければ、電脳せどりで結果を得るのは難しくなるので、まだ読んでないということであれば、先に上記に記事を読んでおきましょう。
電脳せどりは早いもの勝ちの世界ではない
電脳せどり初心者の悩みで、よく耳にするのが『電脳せどりは早い者勝ちの世界だ』といった内容です。仕事が終わって電脳せどりの作業をスタートしたけど、利益が出る商品は全て他の方に購入されている。専業で電脳せどりをしている人たちに、副業の私が勝てるはずがない。このような相談を受けることは多々あります。でも、これは勘違いでしかありません。
電脳せどりを早い者勝ちの世界だと捉えている時点で、他社と足並みを揃えていることが分かります。当然のことですが、ビジネスは他人と足並みを揃えていても結果を得ることができません。それなのに多くの方が注目している売れ筋商品ばかりを狙っているから、早い者勝ちといった競争世界に巻き込まれているということです。
そもそも、せどりは売れ筋商品を安く購入するというのは誤認識でしかありません。せどりの意味をWikipediaで調べるとこのように書かれています。
せどりとは?
せどり(競取り、糶取り)とは、『同業者の中間に立って品物を取り次ぎ、その手数料を取ること。また、それを業とする人(三省堂大辞林より)』を指すが、一般的には古本用語を元にした「掘り出し物を第三者に販売して利ざやを稼ぐ」商行為を指す言葉。 引用先:Wikipedia |
Wikipediaに書かれているように『せどりは掘り出し物を第三者に販売して利ざやを稼ぐ商行為』になります。詳しいことは『せどり初心者が最速で結果を得るための基礎知識』(こちら)でお伝えしていますが、この認識がなければ早いもの勝ちといった競争に巻き込まれるのは当然のことです。
電脳せどりは3つの視点で掘り出し物を探してくる
電脳せどりの基本は、掘り出し物を探してくることになります。電脳せどりは、誰もが知っている商品を、誰もが知っているネットショップで低価格で購入するものではありません。これの真逆を突き詰めるのが電脳せどりになります。
『一部の人が知っている商品を、一部の人が知っているネットショップで効率的に仕入れる』『仕入れた商品の価値を掘り起こして最大価格で販売する』これが電脳せどりで結果を得るために重要な考え方になります。つまり、『商品』『場所』『価値』が重要な視点になります。
ちなみに、この3つが全て揃っていなくても問題ありません。一部の人が知っている商品を誰もが知っているネットショップで仕入れて、低価格で販売することでも利益を残すことはできます。他にも誰もが知っている商品を、一部の人が知っているネットショップで仕入れて販売することもできれば、誰もが知っている商品を誰もが知っているネットショップで仕入れて、その商品の価値を堀り起こして、最大価格で販売することでも利益は得られます。
大切なのはこの3つの視点のうち、最低1つはクリアすることです。電脳せどりで結果が得られない方は、この3つの視点を無視して、売れ筋商品ばかり追いかけているから、早い者勝ちの世界に巻き込まれたり、商品が仕入れられたとしても価格競争に巻き込まれて赤字販売になっているということです。
電脳せどりの必須条件は完璧なデーター分析
電脳せどりでは『商品』『場所』『価値』を他の人と視点をずらすことが重視だとお伝えしましたが『価値』を判断するために、Keepaのデータ分析は必須条件になります。あなたが既に、電脳せどりに取り組んでいるのであれば『いまさらKeepaの使い方なんて興味ないよ?』と思っているでしょう。
ただ、せどり中級者であっても、Keepaからデータを分析できていない人は大勢います。『過去12か月間で一度も売れていない商品を売ったことがない。』『最安値の3倍以上の価格で商品を販売したことがない。』このような人は、ほぼ間違いなく、Keepaの表面のデータしか確認できてきません。つまり、認作業をしているだけで分析が出来ていないということです。
この状態では『商品』『場所』を差別化することができても『価値』を最大限に発揮することはできません。Keepaの正しい利用方法については『Keepaの使い方、見方を徹底解説』(こちら)で徹底解説しているので、あなたがこの記事を読んで、データ分析ができていない可能性があると思ったのであれば読んでおきましょう。
キーワード検索の電脳せどり収益はお小遣い程度
電脳せどりの定番のノウハウは『キーワード検索』になります。数年前であればヤフオクで『DVD初回』なので検索してください。そういった情報が出回っていました。他にも『最終値下げ』『在庫処分』で検索してくださいといった情報もあります。
このノウハウでは、お小遣い程度の収益しか稼げません。また、データ分析が未熟であれば、電脳せどりをするなら、アルバイトをした方が稼げると言った結論になるでしょう。このような状態に巻き込まれてしまうのは、3つの視点を全て無視しているのが原因です。
電脳せどり初心者がキーワード検索をしても、せどり初心者なので、誰もが知っているキーワードで検索することが大半です。『DVD 初回』でプレミアになっている商品を探すにしても、多くの方が注目している商品をリサーチしています。また『最終値下げ』や『在庫処分』は誰が見ても安く売られていることが分かるキーワードです。つまり、3つの視点である『商品』『場所』『価値』の全てが、他人と一緒になっている可能性が高いということです。
繰り返しお伝えしておきますが、せどりに限らず、商売はその他大勢と足並みを揃えた時点で負けです。なので、せどり初心者がキーワード検索をしたとしても、その他大勢と同じキーワードを同じ場所で検索している可能性が高いので、結果が得られないということです。
あなたがKeepaのデータ分析に長けているのであれば、その商品の価値を掘り起こして最大価格で販売することで利益を得ることが可能です。ただ『商品』『場所』がその他大勢と丸被りしているのであれば、収益はお小遣い程度しかないということです。
仕入れ難易度が低い商品を狙い撃ちしていく
ここまでの解説をしっかりと読んでいる方であれば、『商品』『場所』『価値』が重要だということは理解していると思います。ただ、この情報だけで電脳せどりを始めようと思っても『具体的に何をしていいか分からない』といった悩みを抱えている人は多いでしょう。
そこで電脳仕入れで、すぐに実践できるノウハウをお伝えしておきます。このノウハウは『商品』『場所』『価値』の3つの視点のうち、『商品』『価値』に視点を向けたものになります。
これは『無料オンライン講座』(無料講座はこちら)でも伝えていますが、せどりで大切にな視点の1つに、需要と供給のバランスが崩れているものを狙うといったものがあります。これを数字に当てはめるとKeepaの『販売数÷出品者数』で算出された数字が大きければ、大きいほど売れやすいということになります。
このような商品は売れ筋商品と比べて、難易度が低い傾向にあります。このような商品を仕入れリストにストックして、狙い撃ちしていってください。その商品数が増えれば増えるほど、効率的に利益を積み上げていくことができるようになります。
『販売数÷出品者数』ついて、よく分からない場合は『Keepaの使い方、見方を徹底解説』(こちら)で詳しく解説しているので読んでおきましょう。後半で解説しています。
販売価格が安い店舗で条件検索をしていく
次にお伝えするノウハウが『商品』『場所』『価値』の3つのうち、『場所』に視点を向けたものになります。ネットには様々なネットショップが存在します。ご存知の方は少数かと思いますが、ZOZOTOWNで中古アパレルを仕入れることができます。当時(2016年頃)、このノウハウに気付いて、実践していたのは私だけと思います。
このようにネットには数多くの仕入先が存在します。ただ、特定のネットショップでの仕入れについてお伝えすると、商品ジャンルが限られてしまうので、この記事ではヤフオクを含めたネットショップと幅を広げたノウハウをお伝えしていきます。
ヤフオクにはブックオフなどの大手企業含め、多くのストアが存在します。そして、各ストアに値付けの癖があるので、その癖を利用して仕入れをしてください。例えば2016年であればブックオフがヤフオクに参入した頃ですが、ブックオフの出品方法はオークション形式ではなく、全て即決価格で販売されていました。
そしてBOOKOFFは値付けの更新が遅いという特徴があったので、マスメディアの影響で相場が上がった商品は、常に低価格で販売されていました。このようなBOOKOFFの値付けの癖を把握することで、相場が上がった商品だけで、私は毎月約十万円の仕入れを行っていました。
それ以外にも、即決価格で出品されるといった特徴と、商品価値を掘り起こして、最大価格で販売するというノウハウを組み合わせて、ヤフオクに出品されているブックオフの商品のみで月間100万円以上の仕入れをしていました。
このようにヤフオクであっても、各ストアの癖を把握することで、効率的に商品を仕入れられるようになります。ブックオフは既に即決価格での出品を中止していますが、Aというストアはカメラが安い。Bというストアは売れ残った商品は毎週5%ずつ価格が落ちていくなどの特徴があります。
このような特徴を把握した上で、その特徴に合わせて戦術を組み立てることで無駄な行動をすることなく、効率的に利益を積み重ねることが可能です。私が月間労働日数2日で月収100万円を2年以上継続した実績があるのも、この考え方を軸に戦術を組み立てています。
せどり初心者の方に店舗の癖を把握すると伝えると、困惑される方もいますが、これはA町のスーパーは日曜日に卵がやすい。B町のスーパーは魚介類が新鮮でコスパがいいと言ったレベルの癖です。主婦でもスーパーの癖を把握しているので、あなたが各店舗の癖を把握する意識を持って、行動を積み重ねれば全く難しいことではありません。
店舗せどりから学ぶ、電脳せどりの攻略法
ここまで電脳せどりの基礎知識といった内容でお伝えさせてもらいましたが、電脳せどりと店舗せどりを別のものだと考えているのであれば、電脳せどりの前に、せどりの本質を理解していないことになります。店舗せどりが出来なければ、電脳せどりもできません。電脳せどりが出来なければ、店舗せどりもできません。
これは電脳せどりと店舗せどりは、全く別のものではなく、そもそも考え方は同じであり、仕入先が変わったというだけの話です。電脳せどりを好む人は、店舗せどりの情報を無視しがちですが、店舗せどりの情報であっても、本筋からずれた枝葉的なものではなく、せどりの本質を伝えているものであれば、積極的に情報を仕入れるようにしましょう。
私が配信しているものであれば『店舗せどりで1日10万円獲得する仕入れのコツ』(こちら)で詳しく伝えているので、あなたが店舗せどりをする予定がなくとも、この記事に書かれている本質的な部分だけは、しっかりと理解しておいてください。
電脳せどりを半自動化させる流れ
ここからは電脳せどりを自動化させる流れをお伝えしていきます。前編である『電脳せどりで絶対に覚える基礎知識』の内容を理解していなければ、仕組みを構築して半自動化の流れを創ることは出来ないので、あなたがせどり初心者であれば、前編の内容をしっかり理解して、月3万円の利益が上げられるようになってから、ここに書いてあることを、順番に実践していきましょう。
こちらに書いてある内容は、せどり中級者であれば、すぐに実践できる内容ばかりなので、この記事を読んだらすぐにでも仕組み構築に取り掛かってみてください。完璧な仕組みを構築するには数ヶ月間はかかりますが、仕組みを構築することによって、あなたの労働日数は間違いなく大幅に削減できるので、焦らず完璧な仕組みを構築していきましょう。
最初にやるのは納品スタッフの雇用
これは電脳せどりに関わらず、店舗せどりでも同じことですが、最初に仕組みを構築するのは納品です。理想はあなたの家に全く商品が届かない状態で、納品を完了させることです。スタッフが商品を受け取り、スタッフが検品作業をして、Amazon倉庫に納品をします。まずはこの流れを自動化できる仕組みを構築してください。
ここで外注に仕事を任せることを懸念するせどらーもいますが『商品の受け取り』『検品作業』『Amazon倉庫への納品』この作業はあなたじゃなくて出来る作業です。たまに「検品は私にしか出来ないんです・・・」って方もいますが、厳しい言い方をするのであれば、自意識過剰もいいところです。
この3つの仕事は小学生高学年でも実践可能です。あなたにしか出来ない仕事だと思っているのであれば、それはスタッフの教育不足でしかありません。私のコンサル生であれば、故障品を仕入れて修理販売をしていますが、修理も外注化しています。私であれば、せどり以外に貿易事業を経営していますが、英語での引き合いは、英語が喋れないスタッフが担当していた時期もあります。
このことからも分かるように、基本的にクリエイティブな仕事以外は、全て仕組み構築することが可能です。ここを素直に受け入れず、いつまでも自分で納品作業をしていれば、仕組みが構築できないので収益が伸びていかないことを覚えておいてください。
募集はクラウドソーシングを利用
電脳せどりの仕組みを構築するために、納品を自動化する重要性は多くの方が理解しています。ただ『納品スタッフはどこで見つければいいの?』といった質問はこれまで何度も頂いてきました。これは難しいことは考えずに、クラウドソーシングで問題ありません。
有名どころであればクラウドワークス、ランサーズになります。私はフリーランスの方に仕事を依頼するときは基本的にクラウドワークスを利用していますが、ランサーズの使い勝手が悪いということではありません。単純にクラウドワークスだけで、人材を確保することができるので、私はクラウドワークス1本でやっているだけです。
また、クラウドソーシングでなくとも、知人に納品を依頼できる人がいるのであれば、知人に仕事を依頼しても問題ありません。私のコンサル生であれば、定年した父親に依頼してる方もいれば、知人の奥さんに仕事を依頼している方もいます。なので、あなたの周りに納品を依頼できる人がいるのであれば、まずは知り合いに声を掛けてみましょう。
ただ、知り合いに声をかけることが癖付いている人は、いつまでたっても『ビジネスごっこ』から抜けられない傾向があります。ビジネスは、そもそも自分の周りの人に仕事を依頼して成り立たせるものではありません。あなたの仕事内容に最適な人材を確保して、事業を拡大していくのがビジネスです。
なので、納品を依頼できる、知り合いがいない方は、あなたの仕事内容に最適な人材をクラウドソーシングで募集するという意識は絶対に守っておくようにしましょう。納品できる知り合いが見つかるまで待つといった選択はナンセンスです。
仕事依頼の文章を意識して人材確保
クラウドソーシングで仕事を依頼する際に、クラウドワークスなどで仕事の詳細を公開する必要があります。求人募集のようなものです。フリーランスの方は、その公開されている仕事の詳細を見た上で、あなたが提供している仕事に応募してきます。しかし、応募がなかなか集まらないといった悩みを抱えている、せどらーは大勢います。
この原因は単純で募集の文章が魅力的じゃないからです。電脳せどりで仕組みを構築しようということで、クラウドソーシングを利用される方は大勢いますが、多くの方は募集内容に数多くの条件を記載しています。フリーランス側の視点に立って考えていただければ分かると思いますが、募集内容の時点で数多くの条件を提示されていれば、誰も応募したいとは思いません。
例えば『条件①:24時間連絡可能な方』『条件②:ペットを買っていない方』『条件③:プリンターを持っている方』『条件④:50点の商品を1週間以内で納品できる方』『条件⑤:自分で考えて作業ができる方』このような仕事詳細を見て、あなたが労働者側であれば、どう思いますか?魅力的には感じませんよね?
上記のような条件で、時給2,000円以上を支払っているのであれば、あなたの仕事に応募が来る可能性は十分考えられますが、時給1,000円程度でこのような条件を提示していれば人が集まるはずはありません。
仕事依頼の文章で大切なのは、簡潔に仕事の魅力を相手に伝えることです。これはオフラインの求人を見れば明らかです。オフラインの求人で、雇用側の求める条件ばかりを羅列した求人を見たことがありますか?そのような求人は滅多に見ることはありません。多くの求人募集内容は簡潔に仕事の魅力を伝えています。これはネットも同じです。
仕事の魅力を簡潔に伝えることが出来れば、仕事を募集して1日以内に人材を確保することは全く難しくありません。私もこれまで多くの方と仕事をさせていただきましたが、そのほとんどが、1日以内に人材を確保してきます。これが実現可能なのは、仕事の魅力を簡潔に相手に伝えているからでしかありません。
簡易マニュアルを作成して仕組み構築
クラウドソーシングで人材を確保したら簡易的なマニュアルを利用して、フリーランスの方に仕事を任せる必要があります。しかし、多くの方はここで簡易的なマニュアルではなく、完璧なマニュアルを作成しようとします。あなたがスタッフを20名以上いる会社を経営しているのであれば、完璧なマニュアルを作成すればいいですが、これから、電脳せどりの仕組みを構築していくのであれば、完璧なマニュアルは必要ありません。
これから電脳せどりの仕組みを構築する人は、初めてマニュアルを作成しますよね?そこで、どれだけ完璧な物を作り上げようと、一生懸命になったところで、そのマニュアルには必ず問題点が見つかります。なので最初から完璧なマニュアルを用意するのではなく、簡易的なマニュアルを作成した上で、フリーランスの方とコミュニケーションを取りながら、完璧なマニュアルを作り上げていくという意識が大切になります。
最初はWordで3、4ページほどの簡易マニュアルで問題ありません。もちろん、このマニュアルでフリーランスの方が、完璧に仕事をこなせるわけではありません。しかし、簡易的なマニュアルだからこそ、フリーランスの方とコミュニケーションを取る回数も増えれば、仕事を依頼した際に、どういったところに問題点が出るのかが分かります。なので、最初から完璧なマニュアルを作成するのではなく、簡易的なマニュアルを作成し、徐々に完璧なものを仕上げていくという意識を持って行きましょう。
報酬は時給1,000円以上を支払う
電脳せどりで納品を外注する際に『フリーランスの方に報酬をいくら払えばいいのでしょうか?』この質問も、電脳せどりで仕組みを構築するときに、よく受ける質問ですが、結論からお伝えすると、時給は1,000円以上支払うようにしてください。
電脳せどりで仕組み構築を試みたばかりの方は、少しでも安く仕事依頼をしたいと考える傾向が強いです。確かに、少しでも安く仕事を依頼できるに、越したことはありませんが、少ない報酬で仕事を依頼した結果、数ヶ月で仕事を辞められるようでは話になりません。なので、フリーランスの方に支払う報酬は最低でも時給1,000円以上だと考えてください。
私の仕事を受けてくれるフリーランスの方であれば、10年以上、一緒にお仕事をさせて頂いていますが、これは他の経営者より高い時給を支払っているこそです。また、10年以上一緒に仕事をさせていただくことで、こちらの融通もある程度聞いてくれるようになるので、時給1,000円以上払う価値は十分得られています。
一般企業を見ても、少しでも安く仕事を依頼しようと考えている多くの経営者は失敗しています。これは電脳せどりの仕組み構築も全く同じです。不当に少しでも安く仕事を依頼しようとすれば、当然信頼関係は構築できません。この信頼が全くない状態であれば、私たちのように少数精鋭で事業を回している組織が、電脳せどりをうまく回るはずがありません。
納品が完了したらリサーチャーを導入
ここまでお伝えした流れで、電脳せどりの納品を自動化することができたら、次は電脳せどりのリサーチを自動化してください。この部分をうまく仕組み化することが出来れば、あなたの労働日数は大幅に削減することが出来ます。私のように月間労働日数2日で月収100万円を超えることも可能になります。
電脳せどりのリサーチを依頼する流れは、納品を自動化させた流れと同じになります。あなたが実際に作業をしている内容を簡易マニュアルにして、フリーランスの方に作業してもらうだけです。これも納品の自動化と同じで、最初から完璧に仕組みが回るわけではありません。
最初の頃は費用対効果が合わないこともありますが、フリーランスの方が、どこの作業で躓いているのかを確認して、マニュアルを徐々に完璧なものに仕上げていく視点が必要になります。
ここで、いつまでたっても費用対効果が合わないと悩んでいる方もいますが、そのような悩みを抱えている方の多くが、そもそも本人が費用対効果のあるスキームを構築出来ていません。時給1,000円で仕事を依頼するのであれば、最低でも1時間の作業で、見込み利益で3,000円はあげてもらいたいところです。
ただ、このような悩みを抱えている方の話を詳しく聞いてみると、そもそも本人が、そのマニュアルに沿って作業をしても1時間で3,000円以上の見込み利益が得られていないことが大半です。電脳せどりの半自動化の前に、電脳せどりの基礎の部分が疎かになっているということです。そういった場合は、リサーチャーを導入するのではなく、まずは、1時間の作業で最低3,000円以上の利益があげられる電脳せどりのノウハウを構築していきましょう。
リサーチャーは時給制で仕事依頼をする
電脳せどりで納品の自動化は完成したけど、リサーチャーを導入する場合は『報酬はどうすればいいの?出来高制?』といった疑問を抱えてる方は大勢います。これは結論からお伝えすると、納品の自動化のように出来高制で仕事を依頼するのではなく、時給制で仕事を依頼してください。
時給制で仕事を依頼するということは、フリーランスの方に働いた時間を自己申告してもらうことになります。ここで『自己申告だと不正が多くなるんじゃないの?』といった質問を受けることもありますが、日本人は真面目な性格なので、作業時間3時間にも関わらず、6時間働いたといった大きな嘘は基本的につきません。
仮に、作業時間を2倍にして報告していたとしても、それに気付かないのは経営者の責任であり、仕組みの甘さになります。作業時間を1.5倍に増やして、自己申告するフリーランスの方もいるかもしれませんが、作業時間を1.5倍で報告されて、電脳せどりが回らないのであれば、それも経営者のレベルの低さということになります。また嘘の報告をされるということは、一緒に仕事をしている方と、その程度の信頼しか築けていないということです。
人間は損失を嫌う生き物なので、フリーランスの方に不正をされることに対して、嫌悪感を感じる方もいるかもしれませんが、一般企業に視点を当てれば、社員の失敗で損失を被ることもあれば、喫煙所ばかりに足を運んで真面目に働いていない人もいます。あなたも電脳せどりに夢中になって、会社の仕事が疎かになっているかもしれません。それでも企業というのは利益を上げています。それが経営者の仕事であり、事業を営むということです。
基礎編と仕組み構築が完成したら拡大
ここまでお伝えした流れに沿って、電脳せどりの基礎を構築して、納品の自動化、リサーチの自動化をしたのであれば、あとはあなたの目的、資金状況に合わせて、電脳せどりを拡大していくだけです。私は月間労働日数2日で月収100万円から、電脳せどりの事業を拡大させていませんが、それは私がせどりだけではなく、貿易事業やブランドオーナー業をやっているからで、仕組みを拡大すれば、まだまだ収益は伸ばせる見込みはあります。
あなたの目的がどこにあるのかは分かりませんが、せどりを『ビジネスごっこ』と捉えるのではなく、ビジネスとして捉えて、せどりと向き合っているのであれば、やるべきことを積み重ねていれば、必ず結果は得られます。この記事では電脳せどりの基礎から半自動化までの流れを解説させて頂いたので、ぜひ今後のせどりに活かしてください。